2012.3.17 藤田 力 先生ご退職記念最終講義&記念パーティー 

 藤田力先生は昭和46年4月に工学部助手としてご着任され、以後41年の長きに亘り研究と教育に貢献されましたが、このたびめでたく定年を迎えられ平成24年3月をもって定年退職なされました。先生は飾らない、そして情に厚いお人柄で愛され、危ないところを先生に助けていただいた卒業生もたくさん居るのではないでしょうか。 3月17日に東京・如水会館で行われた最終記念講義、そしてご退職記念パーティーでは200人以上の卒業生が日本中から集まり、先生のご退職を惜しみながらもお祝いしました。最終講義は藤田先生らしい秘話が披露され、抱腹絶倒の1時間でした。また祝賀バーティーでは会場のあちこちで久しぶりの邂逅に喜びの声があがり、和やかな雰囲気で3時間があっという間に過ぎていきました。 このたび定年を迎えられたのは本当に名残惜しい事ですが、先生におかれましては今後も変わらぬ後進の指導をお願い申し上げるとともに、健康に留意され、お元気でご活躍ください。今まで本当にありがとうございました。 また、裏方でいろいろとセッティングをしてくださった共生応用第6研究室の坂本先生はじめ、三野先生、学生の皆さんに深くお礼申し上げます。

                                

(卒業生I)

藤田先生の研究室の卒業生は研究室のHPより当日の写真が見ることができます。

藤田先生1

藤田先生2

 

2011.2.22 中平隆幸先生ご退職

 中平先生は平成23年3月末日をもって定年退職を迎えられました。本学に着任された昭和49年から37年の長きにわたる懇切丁寧なご指導ご鞭撻に対して改めて感謝申し上げます。

 2月22日に行われました中平先生の最終講義「研究回顧ー私のやってきたこと、やれなかったことー」では、東京大学卒業後に進学されたイェール大学での隣接基間相互作用の実証、ミシガン州立大学での隣接発色団間の励起エネルギー平衡、そして本学における光エネルギー捕集・伝達ならびに電荷分離に関する研究について、当時の時代背景とともに紹介していただきました。華美を嫌い質素を旨とする中平先生のご意向を尊重し、最終講義の案内はホームページ上のみにとどめておりましたが、多くのOB・OGに出席して頂きました。最終講義終了後には、中平先生のお計らいにより松韻会館でミニ同窓会を開催することも出来ました。

 私は平成15年から本学で中平先生のもと教育研究活動に携わってきましたが、研究室のゼミで学生が読み切れていない文献を紹介したり、解釈が不十分な実験データを報告したりした際に、中平先生が鋭く指摘なさる姿勢が印象に残っています。東日本大震災の影響で6月7日に行われた学科送別会で、多くの先生から大学運営における中平先生の厳格な姿勢についてのエピソードが語られたことも、先生のお人柄がうかがえるのではないかと思います。研究室の学生は中平先生の熱意への感謝を込めて、2月17日には趣向を凝らした追いコンを開催してくれました。中平先生の似顔絵が描かれたケーキや着任された年のワインなどを記念品として贈呈し、感傷的な余韻を感じつつ、先生の永年の労をねぎらうことが出来ました。厳しくも情熱をもって学問に臨む伝統を継承できるよう、今後も研究室一丸で精進する所存です。

 退職後はしばらくゆっくりと過ごされると伺っておりますが、健康に留意され、今後のますますのご健勝とご活躍を祈念いたします。

(谷口 竜王 記)

 

工学部5号棟204で行われた最終講義の中平先生のご様子です

中平先生最終講義

 

2009.7.4 阿久津先生退職記念会

 阿久津文彦教授は本年3月末日をもって定年退職されました.先生は昭和41年工学部助手ご着任以来,41年間の長きにわたり高分子化学の研究と教育に貢献されました.正に千葉大学の高分子化学の歴史と歩まれたといっても過言ではありません.また,研究以外でも,卓球部の顧問としてのご助言とご指導,世界卓球においてアドバイザーを務められるなど,素晴らしいご活躍をされてまいりました。

記念の集いは2009年7月4日に,新宿三井クラブにて阿久津先生の貴重な薫陶を受けた研究室卒業生を中心に開催され,100人を超える人数で3時間にわたり開催されました.この日のために遠くから駆け付けた卒業生も多く,中には中国から日程を合わせて参加された卒業生もあった程でした.梅雨の只中での晴れ間がこの日訪れたことも阿久津先生のお人柄の賜物だと思います。

 記念パーティでは各世代の卒業生から,阿久津先生への感謝の言葉と「今だから言える裏話」等も披露され,出席者も大いに楽しむことのできた会になったと同時に,阿久津先生の研究と教育,並びに卓球に対する情熱が伝わる集いになりました。

これまでのご指導に感謝申し上げるとともに,先生のご健康と益々のご発展,ご活躍を祈念しております.

また,ご都合で集いに参加できず,阿久津先生への記念品に対する趣旨にご賛同頂き,ご出資頂いた70名あまりの皆様にも御礼申し上げます.

(昭和59年修了・大久保和彦記)

阿久津先生退官

 

2008.5.17 小倉先生退官記念会

  小倉克之教授は,本年3月末日をもって定年退職されました。先生は,京都大学で学位取得後,相模中央研究所を経て,教育への情熱から昭和53年に着任されました。以来30年間,教育研究に多大な貢献をされ,3月末まで千葉大学評議員,工学研究科副研究科長,分析センター長として多忙な日々を過ごされました。

最終講義・記念祝賀会は,天候にも恵まれた5月17日(土),東京神田の学士会館にて開かれました。最終講義は「自然,人,そして電子」と題し,ベストティーチャーらしく最後まで教育への情熱が伝わる講義をされました。そののち約260名の出席者が先生を囲んで盛大な祝賀会が執り行われました。

先生はヨウ素学会の会長を務められ,事務局のある千葉大学に毎週来られています.今後の御活躍と御健勝をお祈り申し上げます。

小倉先生退官

 

2008.4.19 田中先生退職記念会

  本年3月末日をもって定年退職されました田中誠次先生のご着任以来37年の長きに渉るご尽力に対し感謝の意を表すと共に,今後のご健康と益々のご活躍・ご発展を祈念いたしまして先生を囲む会を平成20年4月19日(土)千葉大学けやき会館内レストラン“コルザ”において開催致しました。卒業生ならびに関係者によるパ−ティの写真をご覧下さい。(下の写真をクリックすると他の写真を見ることが出来ます)

田中先生退官

 

2008.3.15 立本先生退任記念会  

 立本英機先生の最終講義および退任記念パーティー
 平成20年3月15日(土),千葉大学西千葉キャンパス構内において,総合安全衛生管理機構教授 立本英機先生([兼]環境安全部長,[兼]工学研究科教授)のご退任に際しまして,最終講義とご退任記念パーティーを開催しました。幸いにも前日の豪雨から一転して,快晴の好天に恵まれました。

立本先生の最終講義は,「千葉大学における環境教育と環境保全を振り返って —全学の環境にかかわる講義と廃棄物管理施設の活動—」と題して,工学部15号棟110教室において行われました。座長は,立本先生と研究面で長らく活動してこられた木更津工業高等専門学校教授の相川正美先生にお願いしました。立本先生の教養教育課程での具体的な講義内容のお話から,現在の環境関連授業の立上げの経緯,さらには,最近の小学生を対象とした体感教育などバラエティーに富んだお話をしていただきました。また,ご専門の水環境の研究につきましても,手賀沼,印旛沼等のフィールドにおける活動についても紹介していただきました。廃棄物管理施設の活動では,旧有害廃棄物処理施設の発足時のご苦労や工夫,あるいはハプニングなどについても触れられました。最後に立本先生が,今日の環境や廃棄物の業務に携わるまでの恩師の方々への感謝のお気持ちも表明されました。

最終講義終了後,出席者全員に屋外にでていただき,改修された15号棟前の大きく茂った楠ノ木の前で集合写真を撮影しました。撮影後,退任記念パーティー会場であるけやき会館3階のレセプションホールに移動していただきました。千葉大学教授,総合安全衛生管理機構長の長尾啓一先生のご祝辞による開会の辞に引き続き,立本先生と日本水環境学会にて活動されてきた千葉工業大学教授の瀧和夫先生のご祝辞,千葉大学教授,共生応用化学専攻長の中平隆幸先生の乾杯のご発声でパーティーが始まりました。祝賀会会場には,共生応用化学専攻の教職員の皆様をはじめ,千葉大学総合安全衛生管理機構(旧保健管理センター)の教職員,看護師の方々,立本研OB,立本先生に講義,研究や業務でお世話になった卒業生,お知り合いの方々など100名を超える多数の皆様にご参加いただきました。退任記念誌には立本先生のお若い頃からのお写真を掲載しましたが,看護師の吉田智子さんによる写真の映写と解説,その後,参加者の中から立本研のOBを中心にスピーチをいただきました。また,工学研究科評議員の小倉克之先生や千葉大名誉教授の鈴木伸先生にもご祝辞をいただきました。84歳になられた鈴木伸先生からは,100歳近いお歳でもまだご活躍の方が居られるとの激励(?)があり和やかな雰囲気で会が進行しました。花束と記念品目録の贈呈の後,立本研OBで,現在東京消防庁で技術職消防員として第一線でご活躍の山崎亮氏による豪快な万歳三唱でお開きとなりました。

(記 町田基,廃棄物管理施設)

立本先生1

立本2

立本先生3

 

2008.3.15 小熊先生退職記念会


 小熊幸一教授の最終講義および退職記念パーティーを平成20年3月8日(土)午後,ニューオータニ幕張にて開催いたしました。180名(学内41名,卒業生110名,学会等関係者29名)の参加者により盛大に開催できたことを皆様に感謝申し上げます。最終講義においては,まさしく千葉大学工学部の歴史とともに歩まれた40年間の先生の研究成果,オリジナリティー,意義が次々とご紹介され,分析化学における分離の重要性とその着想の原点および先生の業績の偉大さに感銘いたしました。また,すべてのご研究に先生のお人柄や指導を受けた学生の熱意が伝わり,研究はやはり人間関係が重要であると再認識いたしました。退職記念パーティーでは,学内外の諸先生方から小熊先生の常に公平な立場からの発言に対しての尊敬の念,卒業生からは指導される立場から小熊先生の温和な人柄に助けられたという感謝の言葉が次々と披露されました。参加者に配布された小熊先生記念文集の表紙は青空の背景に容量分析の鍵となる器具のメスフラスコをモチーフに,USBメモリには菜の花をモチーフとしたデザインがなされておりました。これらは先生のお嬢様がデザインされたもので,愛情に満ちた家族の姿を垣間見ることができました。なお,記念文集の表紙は今年度から共生応用化学科の「分析化学実験」のテキストの表紙になっております。

(記 工学研究科 藤浪真紀)

小熊先生退官1

小熊先生退官2

 

2005.2.19 OB会および善國先生退官記念祝賀会

 平成17年2月19日、千葉1000City東天紅にて第6回千葉大学分析化学研究室OB会総会および善國先生退官記念祝賀会が行われた。通常は10月の第三土曜日に行われるOB会第3回総会及び懇親会総会であるが、今年度はこの日行われた善國先生の退官記念会講演に合わせての開催となった。善國先生の退官記念講演は千葉大学(工学部15号棟110番教室)にて行われた。最高気温4℃の冷たい雨の降る日であったが多数の参加者があった。小熊先生による善国先生の経歴紹介に続き,“峠に辿りついて”と題された善国先生の講演が始まった.講演では先生がこれまでに研究された各種前処理法(溶融塩分解法,イオン交換分離法,溶媒抽出法など)や分析法(イオン選択性電極,吸光光度法,ガスクロマトグラフィーなど)についてお話があった。また,最後には先生が初めて論文を書いたときの苦労話がユーモアを交えて語られ締めくくられた。
  OB会総会は林部氏の司会により開会が宣言され,まず府中氏から2004年度の会計報告が行われた。これまでに59名から会費の納入があり,この資金を研究室の設備拡充等に活用していくことが確認された。次に近藤会長から現役員の任期(4年)が既に過ぎていることが説明され,新役員候補として関 達也氏(会長),斉藤順教氏(副会長)、佐藤克昭氏(会計),鈴木俊宏(記録)の紹介と承認が行われた(名簿・連絡:鈴木信弘氏・憲子氏、渉外:林部 豊氏は留任)。新会長に着任した関氏はOB会のアクティビティを落とすことなく,会員相互の親睦を深めることに努めていくとの決意を語られた。最後に次回のOB会総会は規約通り10月の第三土曜日に行われることが確認され,閉会となった。
 引き続き善国先生退官記念祝賀会および懇親会が行われた。はじめに千葉大学工学部スタッフ代表として小倉先生からご挨拶があった。その中で“峠に辿りついて”という善国先生の講演題目に触れられ,退官を“峠”に喩えてそれに向かう思いなどを語られた。次に小熊先生よりご挨拶があり,35年にわたり数千人にも及ぶ学生実験をみてきた善国先生の功績を称えられ,また善国先生宅に泊まられたときのエピソードなどを語られた。善国先生は挨拶として,これまでの想い出や,講演準備に関わる苦労などを語られた。その後,壇上に登られた善国先生と奥様に記念品と花束が贈呈されると会場は拍手に包まれた。関新会長の音頭で乾杯が行われ,しばしの歓談の後,藤浪先生より研究室の近況が紹介された.総勢21人(4年生8人,修士課程9人,博士課程4人)の学生は,溶媒抽出・固相抽出に10人,FIAに6人が携わるほか,藤浪先生が専門とされる光を用いた状態分析等の分野にも数名が携わっているとのことであった.その後,和やかな雰囲気の歓談の合間に小倉久子さんからの祝電の紹介や会員代表者(S55卒 高橋秀之氏,S51卒 青木利光氏,S48卒 鈴木信氏,現D3 中島淳一氏)による近況報告が行われ,最後は三三七拍子にて分析研OB会の発展と皆の健康を祝し,名残惜しいなか閉会となった.

(記:鈴木俊宏(H10修卒))

分析善國1 分析善國2

分析善國3

 

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