ムービー

計算機シミュレーションや実験で得られたムービーを紹介していきたいと思います。

 

Hoに配位した水の運動

特異な7配位Ho構造をシミュレーションするために、力場を開発してMD計算を行いました。シミュレーション結果から水の運動を観察すると、不思議なことに水素結合の切断・生成挙動がバルクの水と同じくらいでした。

https://doi.org/10.1021/acs.inorgchem.3c01277

 

硫化物系ガラス中の回転運動

70Li2S-30P2S5ガラス中でPS4の回転運動とLi伝導の関係を第一原理分子動力学計算で調べました。回転運動するPS4を抜き出して、その周りを拡散するLiの軌跡を表示しています。
ACS Appl. Mater. Interfaces, 12, 23, 25736–25747 (2020)

 

硫化物系固体電解質中のLi伝導

第一原理分子動力学計算によりLi7P3S11中で伝導機構の異なるLiと構造要因を解明しました。伝導しないLi(青)、まずまず伝導するLi(緑)、高効率で伝導するLi(オレンジ)の軌跡を示しています。Chem. Phys. Lett. 698, 234-239 (2018) Editor’s choice!の結果です。

ガラス表面変質相の水の挙動

水と接触したガラス表面に生成する変質相中のシミュレーションです。含水率(5, 18, 31)を変えて計算しています。Sci. Rep. 8 3761 の結果です。変質相中にの動きやすい水(赤)と動きにくに水(青)が存在し、それぞれのダイナミクスを計算しました。

液体Arの分子動力学計算

大学院で分子動力学計算の講義を行うために作成しました。Arの原子座標と系の熱力学データを動画にしています。

ボルン有効核電荷の時間発展

リチウムホウ酸ガラス融体の第一原理MDから求めたボルン電荷(Zxx, Zyy, Zzz)の時間発展です。ピンクのB原子のZxx, Zyy, Zzzをプロットしています。Chem. Phys. Lett. 612, 68 (2014)の結果です。

リチウムホウ酸ガラスの電子構造

リチウムホウ酸ガラス融体の第一原理MD計算です。J. Phys. Chem. B, 117, 5668 (2013)の結果です。

NaClの溶融固化

高校生の化学実験で結晶−融体─ガラスの説明のために作成しました。古典MDの結果です。

ベントナイト流出と核種移行

原子力機構での博士研究員時代に作成した地層処分場での核種移行をシミュレーションした動画。ベントナイトが亀裂に流出することで水の移動が抑制され影響をシミュレーションしました。学会発表のみで日の目にでてないので公開したいと思います。