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更新日: 2017/07/16 14:39:33
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研究室を希望する方へ

現在の文明社会を支える材料の多くは、周期表にある多様な原子の組み合わせで構成される無機材料です。私たちの研究室では、ガラスやセミラミックスに代表される無機材料や高温溶融塩等の液体を対象とした研究を行っています。研究室では、材料合成、物性評価、構造解析等、無機化学の総合的な研究を行っています。また、国内外の大学と連携し、大型計算機や放射光施設等の外部の共同利用施設も使っています。極限の世界から垣間見ることのできる材料の新規な小宇宙を一緒に開拓していきましょう。

研究室で身につくこと

電子・原子構造から物性をイメージ

物質の特性は、物質を構成する電子や原子の構造から決定されます。研究室での無機材料の合成、物性評価、構造解析を通じて電子・原子レベルから物性をイメージできる技術者・研究者を育成します。総当たり的な材料開発も時には大切ですが、電子や原子構造をイメージしながら無機材料開発が行えるようトレーニングします。

分光学的な構造解析手法

研究室では、X線・中性子線回折、核磁気共鳴、Raman等の構造解析手法を駆使して無機材料の解析を行います。解析は、理論に基づいて独自アプローチの開発と応用を展開しています。。また外部機関に出向いて強力な磁場を利用した核磁気共鳴実験や放射光を利用した実験も行っています。これら実験を通じて、他では身につけることのできない理論と実践に基づいた高度な解析技術を身につけることができます。

計算機の使い手

計算化学による物質のモデリング、または実験の自動化やデータ解析において、計算機の利用は必須になります。計算機が使える人とは、単にソフトウェアを利用するだけではなく、計算機資源を最大限活用し、実材料の開発やプロセスに応用できる人のことです。そのためには、プログラミング、ネットワーク、OS等の知識を身につけるととものに、計算化学の適用範囲を理解する必要があります。研究室では、簡単なデータ処理のプログラムから、本格的な科学計算を通じてこれら技能を積極的に身につけさせ、自分のアイデアを目の前のコンピュータで、すぐに具体化できるよう訓練します。

実験と計算化学をバランス良く

研究室では、分子動力学やモンテカルロ計算等の計算機シミュレーションを展開しますが、どちらに偏ることなく必ず実験とシミュレーションの両方から物事を考えます。卒業してから世の中で活躍するために、実験とシミュレーションの限界を理解して、新しい化学の分野を切り開ける技術者・研究者になって欲しいと考えています。

大学院に進学しよう

卒業研究で研究室に1年間在籍しただけでは、受身の勉強だけで卒業することになってしまいます。研究の醍醐味は、自分のアイデアを具体化し自主的に研究を展開することです。大学院に進学する学生は、なるべく自分でテーマを考え自主的に研究を進めてもらいたいと考えています。そのためにも4年生でしっかりと研究の基礎を固め大学院にて、自分のアイデアに基づいた研究に熱中してもらいたいと思います。また無機材料の物性や構造を研究対象としているということもあり、化学以外の他学科からの進学も歓迎しています。