ウィルスの感染ルートは、ネットワークを経由するもの、フロッピーディスクやCD-Rなどのディスクメディアを介するもの、に大別できますが、そのうち前者の一形態であるファイルを添付したE-mailによるものが最近の主なルートになっています。
またE-mailによる感染も、送信者が気づかずに感染したファイルを添付して送る場合、ウィルス自身が自動的にE-mailで自分のコピーを送りつける場合(正確にはワームと呼ばれる)にわけられます。
現在、千葉大学のメールサーバではウィルスチェックを行っており、メールからのウィルス感染リスクは下がっていますが、最新のウィルスなどはチェックをすり抜けて届いてしまう場合もあります。mailで添付ファイルを扱う場合、以下の注意事項を必ず守るようにして下さい。
メールソフトの操作が容易になり利用者の知識がなくとも簡単に添付メールの利用が可能な状況ですので以上の2点は必ず守るように徹底してください。
万一自分の利用しているパソコンがウィルスに感染していることがわかった場合、以下のように対策をとって下さい。
ウィルススキャンとあわせウィルス対策を行なっているサイトをチェックしどのようなウィルスなのか情報を収集します。
このような情報は例えば以下のサイトで入手できます。
ウィルスの特性と過去の自分のしたことを照らし合わせて、どのようにしてウィルスが進入してきたのかを明かにします。
人間の操作により感染が広がるウィルスの場合、感染した後で何をしたのか思い出して、自分がウィルスの発信源となっていないかどうかを確認します。自動で感染するウィルスの場合、どこまで感染が広がっているか確認します。
大概のウィルスはウィルス除去ソフトで駆除できます。しかしながら、一部ウィルスではシステムの再インストールが必要な場合が有り、また発病後はパソコンが物理的に破壊され修理が必要になる場合もあります。ウィルス駆除も最新のウィルス定義情報を持った駆除ソフトを使って下さい。古い駆除ソフトでは駆除が不完全な場合があります。
自分に感染させた人に対して、警告を発します。また、自分がウィルスをばらまいた場合は、ばらまいた相手に丁重なお詫びをし相手が駆除しやすいようにウィルスの素性等を連絡します。
どのように対策を行なったのか、文書にて事後報告をします。教官は必要に応じてその後の対応を考えます。原則として同一LANの利用者の範囲内で報告を行ないます。