反応工学研究室の研究環境


研究室スペース

 6号棟4階に266平方メートルの占有面積(教官室含む)があります。所属学生数がここ数年20名以上で一定し、実験スペースにも余り余裕がありませんが、実験室の窓側に学生用の机をならべてほぼ全学生にデスクワーク用の机を用意し、別に小規模セミナー等のスペースも確保しています。

 他に、工学系研究棟二階に環境調和型触媒プロジェクト用に共同で利用している研究スペースがあります。また管理の都合上、一部の分析機器を学科共通の分析室に設置しています。


コンピュータ環境

 新旧各種、装置制御、学生実験用貸し出しも含めてWINDOWSパソコンが約50台あります。Macパソコンは一台もありません。ほぼ全学生に専用で使用できるパソコンを一人一台ずつ貸与しており、貸与コンピュータについてはディスプレイの液晶化もほぼ完了しています。特別な場合を除き全てのパソコンはLAN接続されており、インターネットを経由した文献検索、プリンタの共有など、データ処理、論文作成の環境を整えています。


実験装置

 分光計から破壊試験機まで、研究内容の多様性に対応して、様々な機器設備を必要としています。分析機器の導入にあたっては、しっかりしたデータが取れることはもちろん、メンテナンスの手間が少なく、実験者の熟練を求めないものを念頭に機器選定を進めています。勿論価格も大きなポイントですが。また、教官、学生の手作りによる実験装置も多数あり、優れたデータを出しています。

 主要な各装置には、安定稼動が可能なように、担当学生が割り当てられており、日々の使用における初心者への指導を行う他、トラブルシューティング、保守管理も教官とともに担当しています。担当学生はその装置の使用頻度が高い大学院生(進学の決まった4年生)を、負担が均等になるように割り当てています。


研究室主要分析機器

装置名メーカー、型番担当学生設置概略
電磁波の吸収・散乱・回折
X線回折(XRD)Shimadzu XRD-7000S今田、高橋工学部6号棟413号室
2005年春設置、2007年3月愛媛大へ移設
蛍光X線(XRF)Shimadzu EDX-900HS今田、高橋工学部6号棟413号室
2005年春設置、2007年3月愛媛大へ移設
紫外可視分光光度計(UV/vis)Shimadzu UV1600PC大橋工学部6号棟413号室
2000年夏設置(フローセル型拡散係数測定装置兼用)
赤外分光光度計(FTIR)JASCO FT/IR-4000太田垣工学部6号棟403号室
2004年秋設置(真空加熱拡散反射セル付)
レーザー回折粒子径分布測定装置Shimadzu SALD-200V MODEL-2高橋、小林工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2004年秋設置
有機混合物の分離分析
ガスクロマトグラフ質量分析(GC-MS)Shimadzu GCMS-QP5050A市川、佃工学部6号棟403号室
2004年秋設置
ガスクロマトグラフ分析(FID-GC)Shimadzu GC14B 他工学部6号棟403,402号室
複数台
ガスクロマトグラフ分析(TCD-GC)Shimadzu GC8A 他工学部6号棟403,402号室
複数台
精留塔自作五十嵐、佃工学部6号棟402号室
自作(チッソ・乾貫一郎氏設計)
カールフィッシャー水分計Kyoto Electronics MKS-500 五十嵐、佃工学部6号棟403号室
2004年春設置
固体触媒評価装置
全自動気体吸着装置Quantacurome (USA) Autosorb-1MP東、篠崎工学部6号棟404号室
2005年春設置、2007年3月愛媛大へ移設
全自動気体吸着装置Micromeritics (USA) ASAP2000工学部6号棟404号室
2003年春設置(京都大学廃棄物品の再利用)
定容窒素吸着装置自作、1台五十嵐工学部6号棟404号室
自作
定容水素吸着装置自作、1台工学部6号棟404号室
自作
昇温脱離測定装置(TPD)自作、1台市川、五十嵐工学部6号棟404号室
自作2004年再整備
昇温還元測定装置(TPR)自作、1台高橋工学部6号棟404号室
自作
昇温還元−N2O酸化複合装置(TPR)自作市川工学部6号棟403号室
自作
各種分析・評価装置
走査型電子顕微鏡(SEM)Topcon SM200幸島、大橋工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2002年秋設置、2007年3月愛媛大へ移設
水銀圧入細孔径分布測定装置Quantacurome (USA) Poremaster-33P 大橋工学部6号棟402号室
2005年春設置、2007年3月愛媛大へ移設
示差熱天秤(TG-DTA)Rigaku TG8120/V工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2002年秋設置
強度試験機Shimadzu EZ-TEST篠崎工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2005年冬設置、2007年3月愛媛大へ移設
強度試験機Imada-Seisakusyo SV-55C-5M 工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2003年秋設置


その他の主要な研究設備

装置名メーカー、型番担当学生設置概略
イオンコーターEiko IB-3幸島工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2002年秋設置(SEM観察用試料の前処理用)、
2007年3月愛媛大へ移設
スクラバー付ドラフトYAMATO工学部6号棟411号室
2003年春設置
電気炉・乾燥器
高温電気炉(常用1400℃)Ishizuka Denki IMHA-S今田工学系研究棟二階、環境調和型触媒プロジェクト実験室
2004年春設置、2007年3月愛媛大へ移設
プログラムマッフル炉Tokyo Rikakikai TMF-1200
Advantec FUW210P
Advantec KM-160
Advantec KM-100
AS ONE MMF-1 2台
工学部6号棟402,403号室
6台
マッフル炉各種工学部6号棟402,403号室
複数台
送風定温乾燥器Tokyo Rikakikai WFO-400など工学部6号棟411号室他
複数台
定温乾燥器Tokyo Rikakikai NDO-400など工学部6号棟411号室他
複数台
触媒反応装置
連続流通系反応装置−オンラインGC自作工学部6号棟402,403号室
複数台
連続流通系反応装置自作工学部6号棟402,403号室
複数台
閉鎖循環型反応装置自作工学部6号棟404号室
(定容気体吸着装置兼用)
パルス型反応装置自作工学部6号棟402号室
自作
液相回分系反応装置自作工学部6号棟401号室
自作

欲しい装置

  • MS付のTPD
  • FID-GC(流量自動制御・スプリッター付)
  • 雰囲気制御炉
  • 熱機械分析装置(TMA)

    共通機器等

    以下の共通機器・他講座所有研究設備を利用させて頂き、研究の完成度を高めています。

  • 粉末X線回折装置 Mac Science M18XHF 物質工学科 共通機器
  • 多核&固体NMR測定装置 Bruker DPX300 物質工学科 有機合成化学研究室

    装置メーカーリンク

    1. Shimadzu 各種分析機器
    2. JASCO 分光計
    3. Rigaku X線関連、熱分析装置
    4. Topcon 電子顕微鏡
    5. Eiko イオンコーター
    6. Tokyo Rikakikai 各種実験装置
    7. Advantec 各種実験装置
    8. Imada Seisakusho 強度試験機
    9. Kyoto Electronics  カールフィッシャー水分計