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生体模倣高分子研究室

http://chem.tf.chiba-u.jp/gacb03/
taniguchi
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kohri
 
教授 岸川 圭希
(工学部4号棟508号室)
准教授 谷口 竜王
(工学部5号棟305号室)
助教 桑折 道済
(工学部6号棟302号室)
 

研究内容

当研究室では,分子レベル・ナノレベルでの構造や物性を精密に制御した液晶材料の開発や,重合場の精密制御と表面改質技術を駆使した高分子材料の創製を通じ,新たなソフトマテリアル(液晶,高分子,コロイド,生体分子など)の合成と応用を目指した研究を行っています。

  1. 新機能を有する低分子・高分子液晶物質の設計,合成,評価(岸川)

    液晶分子は,高速な電圧応答性や大きな光学異方性を示すので,低分子量のものは液晶ディスプレイに,高分子化したものは光学フィルムなどに広く利用され,産業的に極めて重要な物質となっている。また,生体でも,液晶分子は,細胞や神経などに多くみられ,重要な物質として認識されている。当研究室では,現在,液晶性の低分子・高分子に関して,以下のような研究を行っている。1)電圧や光などの外部刺激に応答するスマートソフトマテリアル(特に表示素子,記録素子,アクチュエーターなど)を開発する。2)新しい形の液晶分子をつくり,様々な分子間相互作用を駆使して,新しい分子集合体を構築する。
  2. 微粒子を基盤とする機能性高分子材料の創製(谷口)

    高分子微粒子は塗料や接着剤などの工業分野だけでなく,電子機器,診断薬などの高付加価値材料への応用が進んでいる重要な高分子材料のひとつである。マイクロ,ナノサイズのコロイド特性は界面の影響を強く受けるため,界面化学的観点から重合場を設計し,表面構造を制御する必要がある。当研究室では,抗体を担持した医療診断用ラテックス粒子の合成,精密重合による表面修飾法の開発,有機/無機ハイブリッド材料の創製,ヘテロ環を含有するポリイミドを用いた液晶ディスプレイ用配向膜の作成などを通じて,機能性高分子の設計指針の確立を目指した研究を行っている。
  3. 天然由来物質を触媒・原料とする機能高分子材料の作製(桑折)

    自然界での化学反応による物質生産はすべて酵素の触媒作用により行われている。近年,高分子合成の新手法として天然由来の酵素を触媒とする重合法「酵素触媒重合」が発展してきた。当研究室では,これまでにほとんど例のない酵素触媒重合を利用した機能性高分子微粒子の作製,表面開始グラフト重合への応用を行っている。また,天然由来のアミノ酸誘導体の自己縮合反応を利用した高分子カプセルの作製,表面コーティング法の開発,機能性自立薄膜材料の作製などをとおして,低環境負荷型の新たな機能高分子材料の合成と応用を目指している。