河合研の研究と仲間たち
研究テーマ:タンパク質の凝集が生命に与えるメリットの追究
タンパク質は、20種類のアミノ酸がペプチド結合で繋がった生体高分子であり、立体構造をとることで機能を発揮します。何らかの要因で立体構造が保てなくなると、タンパク質同士が集合して凝集することがあります。 一般的にタンパク質の凝集は、本来の機能を失うため、生体にとっては、いわば「迷惑」な状態と言えるのですが、見方を変えると、生体にとってメリットと考えることもできるのです。 つまりそれは、タンパク質の機能スイッチとなり得るからです。