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教育研究 Research & Educationレーザー分光による界面分析モノとモノの境目,界面の分子の挙動を探る研究を行っています。特に,界面張力や膜張力といった界面の力学特性をレーザーを使って測れるようにするための手法開発を通じて,界面への分子吸着や流れの可視化,生体膜モデルの力学特性,さらには集団運動といった現象について,化学組成,化学状態,構造,空間的分布状態,時間変化といった支配因子を明らかにする研究を行っています。
陽電子による原子空孔分析電子の反粒子である陽電子を用いた原子空孔検出研究です。普通に分析というと,周期表にある元素分析ですが,ここにない原子空孔,つまり原子がない場所(原子空孔)の分析をテーマにしています。原子空孔は単に局所的に原子がいないというだけではなく,物性全体にも大きな影響をあたえます。たとえばGaPでは空孔がないと透明ですが,空孔の存在により光を透過しなくなります。また,原子空孔は原子と同様に化合物を形成したり,空孔集合体を形成していきます。こうした微視的な欠陥の由来を調べえるには、非破壊的で高感度な方法が必要になります。その検出プローブが電子の反粒子である陽電子です。陽電子は電子の反粒子で,電荷がプラスの電子です。陽電子は固体にはいると,電荷が正のためにこのような原子がないところに好んで存在するようになります。通常は電子と100psくらいで対消滅してしまうのですが,空孔に存在すると寿命は延びてきます。この対消滅するまでの寿命を測定することで,原子空孔,空隙が係る物性の研究を行っています。
講義科目・学生実験原子・分子・イオンの定性・定量分析法の考え方を学ぶための講義・学生実験を担当しています。「観る・測る」はすべての科学技術の原点であることをこれらのプログラムで理解し、合理的に自ら考え実験することを身につけます。
みみずく舎・医学評論社より「分析化学」が出版されました。(2009.11.1) |
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